認知症という言葉はかなり定着した感があります。 しかし、認知症の方のご家族の苦労は計り知れないものがあると思います。 成年後見という言葉をお聞きになられたことはお有りでしょうか。認知症な どで、判断能力が衰えた方の財産を守り、生活全般をサポートする制度です。 平成1 2年に制度がスタートしてから早や１０年が経ちましたが、まだまだ十 分にこの制度が活用されているとは言い難いです。
昔の禁治産制度とは違い、認知症になられた方が残っている能力を社会で活 用できるようにし、その方ご本人を尊重するノーマライゼーションの精神に則 った制度ですが、やはり、制度の利用に抵抗がある方も大勢いらっしゃると思 います。
ただ、一人暮らしのお年寄りや親族が遠方におられる方で認知症に罹られた 方はサポートしてくれる人もいませんので大変です。 この制度の利用をお考えの方のお手伝いをさせていただきたく思います。具 体的には、制度の利用のための必要書類をととのえて差し上げることが主にな ります。必要書類といいましても戸籍から住民票から通帳のコピーから・・・ とさまざまな書類を揃えなければなりません。一人でそれをやろうと思っても 相当の労力が要ります。
ご依頼いただければ、迅速に書類をととのえて、依頼者の方々が早期に成年 後見制度を利用できるようサポート致します。依頼者の方がどうしたいのか、 認知症に罹ったご本人様はどういう状態でご本人様の意思はどのように尊重し たらいいのかを入念に依頼者の方とご本人様にご事情を伺い、それに合った適 切な制度の利用のお手伝いを致します。そのうえで書類をととのえます。必要 に応じて弁護士・司法書士・税理士等と連携して手続を進めて参ります。
成年後見制度は、ただ制度を利用できればいいというものではなく、その後 のケアも重要です。ご本人様の健康状態等は変化するでしょうし、ご本人様と 依頼者の方をとりまく事情も時の流れにより変化してまいります。こういった ことを視野に入れたコンサルティングやサポートも承ります。
弊事務所では、書類を作ったらおしまいではなく、依頼者の方、そして何よ りもご本人様のことを考えた成年後見制度の利活用のためには何をしたらいい のかを常に探求し業務にあたります。 依頼者の方やご本人様がこの先、より幸せに過ごせるようにサポートしてい きたいと考えております。