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相続関係説明図

 戸籍の収集が終わると、被相続人と相続人の関係を家系図みたいに図示する必 要があります。この図示したものを相続関係説明図と呼んでおります。  被相続人が誰でその奥さんは誰で昭和何年に結婚して子供は誰と誰で昭和何 年に生まれて・・・という情報をもとに戸籍を参照しながら図にしていくわけ です。

 おおまかに書くとこんな感じでしょうか。

 ちなみにこの相続関係説明図を相続登記の際法務局に提出すると、一緒に提出 した戸籍は無事登記が終了した後返却してもらえます。  この図だけを見ていただくと、「簡単な図ですね」と言われてしまいそうです が私達の仕事はこの図を作るまでの過程にあります(いうなれば「手間と労力 そして実務経験」)。

 まず、被相続人(死亡した方)の出生までの戸籍までさかのぼって収集し、さ らに子供と妻の出生年月日や婚姻年月日を戸籍の記載から調べ、最終的に相続 人が誰と誰であるかを確定して、ようやくこの図ができあがるのです。ここに 示した例はごく単純な相続の場合の図ですので、この図より更に複雑な相続関 係説明図もいっぱいあります。

 一口に戸籍を収集するといっても、戸籍はその人の本籍地でしか取得できない ので、遠方に本籍地がある方は郵送で取り寄せることになり時間もそれなりに かかります。もちろん、郵便切手代や戸籍証明手数料もかかりますので人数に よっては相当な金額になることもあります。